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ポケットモンスター (アニメ) > ポケットモンスター (1997年のアニメ)
ポケットモンスター
アニメ
総監督 湯山邦彦
監督 日高政光
シリーズ構成 首藤剛志(第157話まで)
アニメーション制作 OLM TEAM OTA
製作 テレビ東京
SOFTX→テレビ東京メディアネット
小学館プロダクション
放送局 テレビ東京系列
放送期間 1997年4月1日 - 2002年11月14日
話数 全276話[1]
その他 放送休止期間あり
1997年12月17日 - 1998年4月15日
関連作品
テンプレート使用方法 ノート

ポケットモンスター』は、1997年4月1日から2002年11月14日まで放送されていたゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』を原作とするテレビアニメである。全276話。

概要[]

ポケットモンスター (アニメ)」も参照

原作のストーリー展開を踏襲し、基本的に1話完結式のテンポのよい冒険活劇として表現されている。キャラクター間の関係や悪役の配役などには独自の設定が作られており、初期には独特の言い回しなどを多用するなど、シリーズ構成を担当した首藤剛志によるただゲームをアニメにしただけにはとどまらない世界観を築き上げた。ちなみに、首藤はロケット団の登場時の口上「なんだかんだと聞かれたら - 」というセリフも生み出している。主人公サトシと共に、ジムリーダータケシカスミが旅をする仲間として位置付けであったり、「お決まりの展開・ギャグ」を可能にする常連の敵役としてロケット団のムサシコジロウ、そして人間の言葉を話せるニャースという固有のキャラを創作した。

ストーリーは、原作のゲームの『赤・緑』のストーリーを基本とした「カントー編(ポケモンリーグ編)」(全81+1話)、オリジナルエピソードの「オレンジ諸島編」(全36話)、『金・銀』を基本とした「ジョウト編(金銀編)」(全157話)に大別される。なお、後の『アドバンスジェネレーション(AG)』、『ダイヤモンド&パール(DP)』、『ベストウイッシュ(BW)』と対比するために、このシリーズ全体を「無印(もしくは無印編)」と呼ぶことがある。「オレンジ諸島編」では、タケシはウチキド研究所に残り(後にタケシは、サトシ達よりも先に、マサラタウンのサトシの家に戻ることになる)、ポケモンウォッチャーのケンジが同行している。

「ジョウト編」の途中までは、CM枠の前後にその回にちなんだポケモンシルエットクイズが出題されていた。CMの前には「だーれだ?」という掛け声と共に問題が出題され、CM終了後に答えを発表していた。また、次回予告の最初にも次の回にちなんだポケモンのシルエットが表示されていた。シルエットは次回予告を見た時点ですぐに推測できるものがほとんどだったが、数回「引っかけ問題」が出題されたことがある(出題された時期は集中していた)[2]。「ジョウト編」の途中からは、図鑑ナンバーを使ったクイズに変更され(後にポケモンのシルエットが追加された)、このシリーズの最終回まで続いた。

ミニコーナー「オーキド博士のポケモン講座」は第60話からスタートした。なお、「カントー編」の終盤でポケモンリーグのエピソードを放送している間はその解説を、劇場版の封切りが近付くとその情報を伝える「特別編」として放送することもあった。

初回視聴率は、10.2%(関東地区)、最高視聴率は関東地区が1997年11月11日放送の18.6%、関西地区が1997年10月28日放送の11.2%(ビデオリサーチ調べ)。1997年10月4日ゴールデンタイムに跨って放送されたスペシャルでは17.4%(関東地区)を記録し、テレビ東京のアニメが同日の19時台の番組で視聴率1位であるという快挙を成し遂げた。

放送開始当初は、1年半(6クール)で完結する予定だったため、初期には現在では異色とも感じられるような変わったストーリーもあった[3]。また、本シリーズのみ第1話 - 第6話が小学館スーパークエスト文庫において『ポケットモンスター The Animation』のタイトルで小説化されている。著者は首藤剛志で、アニメ版では隠されているシビアな現実が書かれており、主人公達の住む世界の実情やシステムが明かされた。

金銀編後半では『ルビー・サファイア』発売に先駆け、その舞台となるホウエン地方出身のトレーナーや新ポケモンがゲスト出演している。

本作の最終回のラストでサトシとピカチュウがホウエン地方に到着し、最終回の出来事がAG1話での出来事に繋がる。そのため事実上金銀編最終回はAG1話へのプロローグとも言える。

シリーズ全放送後は、引き続き全てのネット局で『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』を放送している。

後に『週刊ポケモン放送局』で放送されたサイドストーリーでは、タケシとカスミがサトシと別れた後の話が放送されている。

現在CS放送キッズステーションでも放送中である(ジョウト地方編のみ)。

登場人物[]

アニメ版ポケットモンスターの登場人物」を参照

以下の人物・団体は個別項目を参照。

メインキャラクター
サトシ
  • - 松本梨香
ピカチュウ
  • 声 - 大谷育江
カスミ
  • 声 - 飯塚雅弓
タケシ
  • 声 - 上田祐司
トゲピー
  • 声 - こおろぎさとみ
ケンジ
  • 声 - 関智一
ムサシ
  • 声 - 林原めぐみ
コジロウ
  • 声 - 三木眞一郎
ニャース
  • 声 - 犬山犬子
準メインキャラクター
オーキド博士
  • 声 - 石塚運昇
シゲル
  • 声 - 小林優子
その他のキャラクター
  • ジムリーダー
  • 四天王・チャンピオン
  • ロケット団


スタッフ[]

  • 原案 - 田尻智
  • スーパーバイザー - 石原恒和
  • アニメーション監修 - 小田部羊一
  • アソシエイトプロデューサー - 吉川兆二
  • 企画(途中から) - 岩田圭介(テレビ東京)、久保雅一、川口孝司
  • 総監督 - 湯山邦彦
  • シリーズコンストラクション - 首藤剛志(第157話まで)
  • アニメーションキャラクター - 一石小百合
  • 総作画監督・ゲストキャラクター(オレンジ諸島編) - 山田俊也
  • 総作画監督補佐 - 小菅和久(一時期のみ)
  • 美術監督 - 金村勝義
  • 色彩設計 - 吉野記通、大関たつ枝(オレンジ諸島編)
  • 撮影監督 - 池上元秋
  • 編集 - 辺見俊夫・伊藤裕→辺見俊夫
  • 音楽 - 宮崎慎二
  • 音響監督 - 三間雅文
  • アニメーション制作 - OLM TEAM OTA
  • アニメーションプロデューサー - 神田修吉
  • 制作担当 - 太田昌二
  • 監督 - 日高政光
  • プロデューサー - 村瀬由美→岩田圭介→岩田牧子→松山進(テレビ東京)、柳沢隆行→深澤幹彦(テレビ東京メディアネット)、盛武源(小学館プロダクション)
  • 製作 - テレビ東京SOFTX→MEDIANET小学館プロダクション

各話スタッフ[]

以下は、毎回エンディングの最初に表記されるスタッフである。

  • 設定協力(コーディネイト) - 陣内弘之、川村久仁美、野本岳志
  • キャラクター原案(コーディネイト) - 杉森建藤原基史森本茂樹西田敦子→にしだあつこ、吉田宏信、斎藤むねお、太田敏、吉川玲奈
  • プロモーションサンクス - 福本康隆
  • 一部原曲 - 増田順一、一之瀬剛、青木森一

主題歌[]

オープニングテーマ[]

  1. めざせポケモンマスター」(第1話 - 第81話)
    歌 - 松本梨香 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 渡部チェル / コーラス編曲 - 藤沢秀樹
    • ポケモンショックの影響で、放送再開(第38話)後はアニメーションが一部変更されている(冒頭のタイトルロゴの輝き方など。DVD・ビデオ版でもこちらが使用されている)。
  2. ライバル!」(第82話 - 第117話)
    歌 - 松本梨香 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  3. OK!」(第118話 - 第192話)
    歌 - 松本梨香 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  4. めざせポケモンマスター」(第193話 - 第239話)
    歌 - Whiteberry / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 坂井紀雄
    • テレビバージョンでは、最初に“ポケモン ゲットだぜーッ!”という歌詞が挿入されているが、フルバージョンには入っていない。本来のアニメ主題歌としては初めてのピカチュウレコードからのリリースではない。
  5. Ready Go!」(第240話 - 第275話)
    歌 - 田村直美 / 作詞 - 田村直美・川村久仁美 / 作曲・編曲 - たなかひろかず

エンディングテーマ[]

  1. ひゃくごじゅういち」(第1話 - 第27話)
    歌 - 石塚運昇 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 渡部チェル
    • アーティストは放送時は「石塚運昇」名義であったが、CD化の際に「オーキド博士(石塚運昇)とポケモンキッズ」と改められた。
  2. ニャースのうた」(第28話 - 第37話・第64話 - 第69話)
    歌 - 犬山犬子 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず
    • エンディング映像は、月がモーフィングでさまざまなポケモンに変化するという、非常に特徴的なアニメーションとなっている。
    • アーティストは放送時は「犬山犬子」名義であったが、CD化の際に「ニャース(犬山犬子)」と改められた。
  3. ポケットにファンタジー」(第38話 - 第52話)
    歌 - さち&じゅり / 演奏 - ポケモンフィルハーモニーオーケストラ / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 中村暢之
    • ポケモンショックの発生した回からの起用であったため、2度目の放送までにはかなりの間が空いた。後に、映像や歌詞の一部がクリスマス仕様に変更された。
  4. ポケモン音頭」(第53話 - 第63話・第105話)
    歌 - ガルーラ小林 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 渡部チェル
  5. タイプ:ワイルド」(第70話 - 第104話)
    歌 - 松本梨香 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず
  6. ラプラスにのって」(第106話 - 第117話)
    歌 - カスミ飯塚雅弓)・ラプラス愛河里花子) / 作詞 - 川村久仁美 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  7. ニャースのパーティ」(第118話 - 第142話)
    歌 - ニャース(犬山犬子) / ゲスト - ムサシコジロウ / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
    • 大乱闘スマッシュブラザーズDX』におけるニャースのフィギュアの形、及び説明文は、この曲が元ネタである。このニャースのフィギュアが持っているギターは、アニメのエンディング映像で使っていたものと同じものである。
  8. ポケモンはらはらリレー」(第143話 - 第152話・第164話 - 第173話)
    歌 - 愛河里花子 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  9. 「ポケモンはらはら2リレー(むずかし版)」(第153話 - 第157話)
    歌 - 愛河里花子 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  10. タケシのパラダイス」(第158話 - 第163話)
    歌 - タケシ上田祐司) / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  11. ぼくのベストフレンドへ」(第174話 - 第192話)
    歌 - 岩崎宏美 / 作詞 - 川村久仁美 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
  12. 前向きロケット団!」(第193話 - 第239話)
    歌 - ロケット団(ムサシ、コジロウ、ニャース) / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず
    • 当時のエンディングのクレジットでは、「前向きロケット団」と表記されていた(語尾に「!」がない)。
    • 表記はないが、ソーナンス上田祐司)も歌に参加している(『TVアニメ主題歌ソング集 パーフェクトベスト 1997-2003』の7頁「前向きロケット団!」には、“コーラス:ソーナンス”が追加で記載されている)。
  13. ポケッターリ モンスターリ」(第240話 - 第275話)
    歌 - 可名 / 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず / 振付 - 蔦美代子

各話リスト[]

カントー編およびオレンジ諸島編およびジョウト編の放送日は全てテレビ東京系列(TXN)で放送されていたもの。

カントー編(ポケモンリーグ編)[]

オレンジ諸島編[]

ジョウト編(金銀編)[]

ポケモンショックによる放送予定変更[]

年末特番作品[]

  • ミュウツー! 我ハココニ在リ(2000年12月30日)
  • ライコウ雷の伝説(2001年12月30日)

コミックス[]

  • カントー編が20巻、オレンジ諸島編が9巻、金銀編が33巻発売されている。基本的にテレビアニメと同じだが一部のシーンや台詞がカット、もしくは別のものに置き換えられているものがあり、話数が長いため金銀編の後半からは一部の話が2〜3ページのダイジェスト紹介となっている。金銀最終巻でホウエン地方には到着しているがピカチュウの熱はカットされ、AG以降のコミックスは出ていない。

劇場版[]

  • ミュウツーの逆襲(1998年)
  • 幻のポケモン ルギア爆誕(1999年)
  • 結晶塔の帝王 ENTEI(2000年)
  • セレビィ 時を超えた遭遇(2001年)
  • 水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年)

脚注[]

  1. 欠番1話除く。シリーズ全体としてはこの限りではない。
  2. NINTENDO64のゲームソフト『ピカチュウげんきでちゅう』でも出題された「上から見たプリン」(上から映した丸いシルエット。後に2007年4月に放送されたスペシャル版でも出題された)、「オババ」(放送された回に登場したゲストキャラクター。ポケモン以外が出題された唯一の例である。答え発表では派手に動き回っていた)、「だるまさん」(カスミのトゲピーがダルマと入れ替わっていた。答え発表では、出題時と同じ声と「えー!」と驚きの声が上がっていた)、「(ピカチュウに変身していた)メタモン」の4種類である。なお、引っ掛けではないが、モルフォンの変装をしたムサシが出題されたこともある。
  3. なお、『マイコンBASICマガジン』1997年5月号p.164には1年間(52話)放送の予定と記載されている。
  4. 4.0 4.1 4.2 海外版では欠番
  5. この回はポケモンショックが発生した回であり、公式サイトの放映リストから削除されている。
  6. この回には、『ポケモンスナップ』の主人公であるトオルが登場した。
  7. この回からデジタル制作となる。

関連項目[]

  • 小林幸子 - 放送初期に、劇場版第1作の主題歌やエンディングテーマを何度か担当した(後者の場合は、別の名義を使用することがあった)。

外部リンク[]


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