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バトルタワーとは、ポケットモンスターシリーズに登場する架空の施設である。その名が示す通り、戦闘を行うための塔である。

概要[]

現在の所、『クリスタル』『ルビー・サファイア・エメラルド』『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場している。いずれも、壁面全体にガラスをあしらった近代的な姿を見せる。

それぞれ細かいシステムや目的は異なるが、NPCを相手に、プレイヤー同士の通信対戦に近い雰囲気を持った戦闘が楽めるという点では共通している。具体的には、通常のフィールド上で行われる戦闘とは異なり、ポケモンに対してアイテムを使用できない(ポケモンに道具を持たせることは可能である)、戦闘前に強制的にレポート(敗北した状態のデータを上書き)され、リセットによるやり直しが通用しないといった部分であり、プレイヤーの緊張感をかき立てる。

共通ルール[]

異なる種類のポケモンを3体(エメラルド版で例外あり)用意する。ポケモンの種類やレベルの制限は場合によって異なる。ポケモンに道具を持たせる場合、それらは全て異なるものでなくてはならない。敵トレーナーと7連戦し、全勝するか敗北・リタイアするまで出ることはできない。

トレーナーは、ポケモンに対してアイテムを使用できない。ポケモンへの行動指示とポケモンの入れ替え、ギブアップ(逃げる)のみが許される。

ポケモンスタジアム』等と異なり、「ねむり」や「こおり」についての制限は無い。また、いかなる理由においても両トレーナーの最後のポケモン同士が同時に倒れた場合は、挑戦者であるプレイヤーの敗北と見なされる。

クリスタル版[]

アサギシティの北に位置し、シナリオ中盤から利用できる。モバイルアダプタGBによるオンライン専用コンテンツだった。2002年12月14日にモバイルアダプタGBのサービスが終了したため、現在では使用できない(最後にダウンロードしたデータとの模擬対戦のみ可能)。プレイするごとに専用サーバから敵トレーナーのデータをダウンロードし、彼らとの戦闘結果を任意でアップロードする。月刊配信されるニュースに通算の勝利数ランキングが掲載された。

1度のプレイでは、手持ちポケモンが全滅するか、あるいは敵トレーナー達に7連勝するまで続けられる。1日当たり最大5回までプレイできた。

最初期こそメーカーの用意したデータを相手に戦うことになったが、基本的に敵として現れるのは前日までに実際のプレイヤーが使っていたポケモン達のデータである。特に最後の7人目はバトルリーダーと呼ばれ、前日に最も少ないターン数で7人抜きを達成したプレイヤーがその座に就いた。リーダーに限らず、ポケモンにつけるニックネームや戦闘開始前後のセリフはプレイヤーが設定したものが反映される。

本作のバトルタワーでは、クリアしてもゲームを有利に進める手段(アイテム等)は一切手に入らない。純粋に戦闘を楽しみ、ランキング更新を目指すだけのストイックなシステムだった。

レギュレーション[]

上限のレベルが10から100までの10段階から選べた。それぞれ20部屋のバトルルームが用意されており、データが独立して記録されていた。レベル70以降は、いわゆる「伝説」「幻」を含む全種類のポケモンを使用できたという点で、後の作品に登場するバトルタワーとは一線を画している。

不正問題[]

サービス開始初期において、何らかのチートを用いたと思われる通常では覚えられない技を覚えたポケモン達が多数確認されたという。ユーザーの抗議もあってか、そのようなポケモンのデータは自動的に削除されるようになっていったが、個々では普通に覚えられる技だが、同時習得は不可能な組み合わせの技を覚えたポケモンカメックスの「カウンター」「ミラーコート」など)はサービス終了時まで存在していた。

ルビー・サファイア版[]

殿堂入り後に向かうことができる、ホウエン地方の南部にある孤島に存在する。対戦における基本ルールはクリスタル版に準ずるが、以下のような変更点がある。

  • 勝利数のみならず「連勝数」が記録される。50連勝・100連勝することがゲーム上の目標である。
  • 7人連勝を達成するごとにアイテムが入手できる。一定以上連勝数が増えると入手できるアイテムも希少な物となる。
  • 相手は基本的にゲーム内で設定されたノンプレイヤーキャラである。連勝数が多いほど強い者が現れる。
  • 通信した(レコードを混ぜた)他プレイヤーが敵として出現することがある。
  • 行動パターンは特殊なケースを除いてほぼ完全にランダムであるため戦略性に乏しい。
  • バックの持ち物数が限界になった状態でバトルタワーに参加するとバグが発生する。バグが発生した場合は今後一切バトルタワーに参加できなくなるので注意。

本作では直接登場することのない「バトルリーダー」「バトルルーム」等の単語が「かんたん会話」に存在することや、タワー付近に「35連勝」を目指すトレーナーがいるのはクリスタル版の名残と言える。

レギュレーション[]

上限レベルが「レベル50」「レベル100」の2類のみ存在する。ゲーム側で用意された敵トレーナーは、全てレベルが上限に達したポケモンを繰り出してくる。どちらのレベルでも敵ポケモンの育成方針や技は変わらないが、レベル100でのみ出現するパターンが少数存在する。

いわゆる「伝説」「幻」であるミュウツーミュウルギアホウオウセレビィカイオーガグラードンレックウザジラーチデオキシスはいずれのレベルでも参戦できない。また、ラティオスラティアスに持たせることで「とくこう」「とくぼう」を上昇させるアイテム「こころのしずく」は効果を発揮しない。

エメラルド版[]

バトルフロンティアの一施設である。詳細はリンク先を参照。『ルビー・サファイア』ではほぼランダムだった思考ルーチンが大幅に改善されたり、戦闘形式として従来通りのシングルバトル以外も選択できるようになったなど、多数の改良点がある。同時に難易度も大幅に上昇している。

ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー版[]

殿堂入り後向かうことができる、シンオウ地方の北にあるバトルゾーンに存在する(『プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトルフロンティアの一施設として存在)。『エメラルド』のようにコンピュータ相手のシングルバトル・ダブルバトル・マルチバトルを選べると同時に、シングルバトル専用だがニンテンドーWi-Fiコネクションを活用したオンライン仕様の「Wi-Fiルーム」でも選ぶことができる。

Wi-Fiルームではクリスタルの時と同じく前回のプレイで優秀な成績を収めたプレイヤーを相手に戦うことになる。

マルチバトルではゲーム中に登場したキャラクターのほか、近くのプレイヤーとワイヤレス通信を利用してタッグを組むこともできる。

7連勝達成ごとに連勝数に応じた得点「バトルポイント」が得られ、貴重なアイテムと交換できる。一定の連勝数に達するごとに「タワータイクーン」と呼ばれる強力なトレーナーが出現し、彼に勝利することでより高いバトルポイントを得ることができる。これらはエメラルド版のバトルフロンティアのシステムと共通している。

レギュレーション[]

「レベル50」のみ存在する。それよりレベルの高いポケモンも参加できるが、一時的にレベルが50となり、能力もレベル50の時のものに換算される。また、レベル50未満のポケモンはそのままである。相手が使用するポケモンはすべてレベル50である。

いわゆる「伝説」「」のポケモンであるミュウツーミュウルギアホウオウセレビィカイオーガグラードンレックウザジラーチデオキシスパルキアディアルガギラティナフィオネマナフィダークライシェイミアルセウスはいずれのルールでも使用できない。伝説のポケモンでもフリーザーサンダーファイヤーライコウエンテイスイクンレジロックレジアイスレジスチルラティアスラティオスユクシーエムリットアグノムヒードランレジギガスクレセリアは使用できる。ヒードランとレジギガスはダイヤモンド・パールではレベルの都合上で使用できなかったが、プラチナ以降ではレジギガスの初期レベルが1でヒードランの初期レベルが50に変更したことで、バトルタワーやそれ以外の施設で使用できるようになった。

Wi-Fiルームにおいてはプレイヤーごとにランクが設定される。7連勝を達成するごとにランクが上昇し、同じランクのプレイヤーが対戦相手として出現するので、必然的に近い実力の対戦相手が選ばれることになる。

関連項目[]


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